子宮鏡下手術|内視鏡手術について

子宮鏡下手術(TCR: trans cervical resection)とは

電気メスが付随したスコープを用いて、検査で見つかった粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープなどを焼き切ります。手術用の子宮鏡の場合、入院と手術時の麻酔(全身麻酔)が必要になります。小さなポリープや筋腫の場合、手術時間は大体5~30分程度で終わりますが、粘膜下筋腫のサイズが非常に大きい時など、腹腔鏡手術を併用したりする場合もあります。非常に高周波の電気メスを使用するため、まれに子宮穿孔や腸管損傷などの合併症が報告されており、慎重な操作が必要です。

術後は特に避妊期間は必要でありません。手術の効果は術後早期が最も高いため、積極的に妊娠をトライしてまいります。

  • 子宮鏡下手術(TCR)の例(筋腫およびポリープ)子宮鏡下手術(TCR)の例(筋腫およびポリープ)
    子宮鏡(先端から出ている電極で病変を切除します子宮鏡(先端から出ている電極で病変を切除します)
  • 子宮鏡の手術風景子宮鏡の手術風景