日常生活へのアドバイス|不妊治療について

日常生活へのアドバイス

赤ちゃんは夫婦共に心身が健康な状態で授かるものです。これから述べることを日常生活の中で活かして心身ともに健康を維持していただければ、必ずよい結果につながります。また不妊を克服する上で最も大切なことは、お互いの気持ちを理解し合うことです。夫婦間で思いやりの精神を持ち、決してあせったり落胆したりしないで楽観的に(といってもなかなか難しいことではありますが)治療に取り組んでいただければと思います。

血行の改善

衣服 今流行のスリムな服は、ものによってはタイトすぎて体をしめつけますから避けましょう。女性のガードル、男性のブリーフもよくありません。
姿勢 長時間の車の運転やパソコン操作をするときなどは途中で体操をしたりして体を動かすようにしましょう。
運動 日頃から適度な運動を心がけましょう。足をあげての自転車こぎ、腹筋、柔軟体操など風呂上りにでも始めてみましょう。

温度

女性は冷えによる下半身の血行障害が起こりやすいので注意しましょう。男性は精巣の温度が上がりすぎると造精機能が低下するので、長時間のコタツなどは避けたほうがよいでしょう。

体重・食事

やせすぎ、太りすぎは確実に生殖機能に悪影響を及ぼします。適正体重を保つようにしましょう。また偏食をしないで家庭料理を中心に野菜・果物・肉・魚をバランスよくとり、間食やジャンクフードは控えましょう。

肥満度・るいそう度を調べるには、BMI(Body Mass Index)という指標を使います。BMIは、体重(kg)を身長(m)の二乗で割って算出します。計算式は次の通りです。
「BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)」指数が、20以下は低体重、20~25が適正で、25~30になると肥満1度、以下、30~35で肥満2度、35~40で肥満3度、そして、40以上で肥満4度になります。BMIが男女とも「22」のときに最も病気にかかりにくくなることから、BMIが22となる体重を標準体重としています。下表は簡単にBMIを知ることが出来る換算表です。ご自身がどの範囲にいるかご確認ください。

BMI算出表ご自身のBMIを上記換算表で算出してください。
白い範囲を超えた方は要注意と言えます。
肥満もやせも妊娠に悪影響を与えます。
(排卵障害や流産率の上昇など)